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ハッピーリフォーム

リフォームの依頼をされた、お客様の御家族は一年中忙しいお宅で、家族全員で働いています。奥様の御希望は「食べる場所と日常家庭用品の置く場所を分けてください。」そして「暗いので明るくしてください」との申し出がありました。


お客様は忙しい方たちなので工事が始まると、その後の打ち合わせが出来にくいのです。お客様に完成予想を理解していただく為に、出来る限り多くの図面、完成予想パースを作成して、安心して工事の依頼を頂ける様、何回となくミーティングを繰り返しました。工事が始まりました。内部の解体です。



何十年間のホコリが空中を被って大変でしたが、私達、工務店は完成のイメージが出来ていますのでそのイメージに向かって黙々と解体を続けます。



不要な間仕切りや柱を取り除きます。原型は無くなりました。ただし、外部面は盗難防止のために出来る限り最後にします。必要な基礎を造り、土台、柱を補足していきます。


浴室の中で、ほとんどの水滴を、タオルで体を拭いて脱衣所に出てくるけれど、意外と足裏まで拭く事はないのかもしれません。浴室工事で大抵の場合、浴室と脱衣室の入り口付近が腐食している場合が多いように思います。特にユニットバスでないので、この部分をしっかりと防水しておかないといけない。それから、外部と内部の寒暖の差が出る冬に水滴が窓の部分から浸透しての腐食が目立ちます。


ユニットバスと同じ材質(FRP)の施工方法で防水下地処理をしていきます。床下に厚い断熱材を敷き込み床下からの冷たさを遮断します。また床下の配管及び水漏れ検査が出来る様床下にスペースを設けもした。上記の写真から、浴室と脱衣室の足元仕切りは水漏れが発生しない様、特に注意して防水処理をしていきます。


浴室の完成です。ユニットバスに無い趣のあるデザインにお客様も大変に喜ばれました。旦那さんの工事前の注文が「俺は朝、晩、2回風呂に入るのが何より楽しみなので外部の植木を見ながら入りたい、そんな浴室にしてくれ。」との注文でした。どうですか?何回も入りたい浴室に出来たと思いませんか?ちなみにこれだけの浴室に仕上がってユニットバスの65%くらいの価格で出来ました。腰壁はミカゲ石を使用。床は鉄平石を使用、壁はヒノキを使用、天井もヒノキを使用、浴槽はジェットバスを使用、換気、乾燥気付き



奥様の御希望どおりキッチン、ダイニングの隣に広い収納庫を設けることが出来ました。奥様に「これだけ広いと何でも置けますね」と喜んで頂く事が出来ました。


土間を中心に建てられた台所でした。その為、天井高さ

に限界があり圧迫感が生じます。これをなくす為、梁を化

粧にして其の上を天井にして高さを確

保しました。奥様の御希望通り屋根に天窓を設けました。

空からの光かりは家の中を明るく照らします。キッチンの

前はカウンターを設けました。朝の忙し

い時間を出来るだけ緩和する為にそ

のカウンターで朝食を取ます。


古いものを、特に理由もなく壊してしまうのではなく、それを生かしたデザインも良いものです。見事に近年にない趣のある「古くて、新しいデザイン」に変わることができました。


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